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STORY7【迷走】

多くの料理人の夢は自分のお店を持つことだろう
私も自分のお店を持ちたいと考えたことは一度や二度ではない。

実際にシンガポールに行って
お店の構想をしっかり立てたこともあり、
以前よりずっと現実的に具体的に考えられることとなっていた。

銀座で小さいお店の出店の話もあり、
また考える機会もいただいたをいただいたことも大きな要因だった。

その頃はとある店の出店の手伝いをしていた。
出店をゼロから立ち会ったことにより、
場所、時間、ターゲット、メニュー、人員、スタッフの指導などなど
どうやったら店が回るかを考え、運営に携わった。

その中で自分のやりたいこと、していきたいこと、そうでないことが徐々にわかりはじめる。

本当に今、自分のお店を持ちたいのか
何か引っかかっているのではないか
何に悩んでいるのだろうか

携わったお店は子ども入店不可であった。その店はそういったコンセプトでつくられたお店だったのでそれはそれでいい。

では、
私は誰に何を提供したいのか

それは
困っている子どもたちに提供したかった
食べる物がなかったり、栄養価の低いものしか食べていない子どもたちに

自分の中で、そこがすごく大切なことだと感じた。

それは同時に、自分が何に力を注ぎたいかしっかり見えたことだった。

【家庭環境によって、その影響を受けることなく、
子どもが安全で栄養価のある食事を満足に食べることができる世界にしたい】

これが私のやりたいこと

どうしたらもっとみんながそこに関して興味・関心を持ってくれるのか
世の流れができるのか
物凄く大きな問題にチャレンジしていることはわかっている
新しく創るということ
それは誰かが歩んでいない道
不安もたくさんある
正解もわからない
それでも、私の目指す未来を求めて
発信しながら、少しずつ賛同していただける方や協力してくださる企業を探したい。

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